VISION

MESSAGE

積み重ねた繊維技術を土台に、顧客ニーズに答える「ものづくり」企業へ

代表取締役会長 杉田 茂信/代表取締役社長 杉田 昌己

お客様の要望に答え、そして社会に貢献する

これが昭和40年の創業から現在に至るまで、スギタが掲げ続けた目標であり理想の姿です。どれだけ時代が移り変わろうとも、スギタという会社の本質が変わることはありません。スギタはお客様の要望に答え、社会に貢献する企業であり続けます。
ただ、その手段は時代ごとに変化します。
スギタが産声をあげた昭和40年という時代は高度経済成長期の真っ只中。
経済成長が著しく日本中が元気だった当時、経済成長の中心的役割を果たした繊維産業は活況を極め、代表的な繊維商品の1つであるミシン糸の需要はうなぎのぼりでした。
当時のスギタは、お客様に高機能で高品質な繊維商品を提供すべく、数々の繊維商品の開発と安定的な市場への供給、そして徹底した品質管理に全力を注ぎました。それこそが当時のお客様の要望であり、社会貢献だったのです。
その後、時代は移り変わります。次々と新たなる高機能、高品質な繊維製品が世に出され、また繊維業界に参入する競合他社も次々と誕生、繊維技術はかつてとは比べ物にならないほどの技術革新を果たし、繊維業界全体の大きな底上げが図られたのです。今やそれらは日本が世界に誇る最高水準の技術です。
しかし、どれだけ素晴らしい技術で作られた製品であったとしても、顧客目線から逸脱してしまっては顧客の要望に応えることも、ましてや社会貢献もできません。

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時代の移り変わりと共に
導き出した一つの答え

「良い商品なのだから売れるはずだし、良いものならば顧客が喜ぶはず」
そんな時代は過ぎ去り、繊維業界全体が、大きな変革の必要な時期に差し掛かっていました。私たちスギタは、まさに時代の移り変わりを目の当たりにしていたのです。
技術革新ばかりに目が行き、お客様の要望と社会貢献という目標から逸脱してしまうとスギタという会社の土台が崩れてしまう。そんな危機感を覚えた私たちは、今のこの時代におけるお客様の要望はどこにあるのか、そして求められる社会貢献とは何か、を徹底的に調査し考え、答えを探し続けました。
もちろん答えなどそう簡単に出ません。数学の問題のように絶対的な答えがたった1つあるわけではないのです。それはまるで雲をつかもうとするような、あるはずのない答えを探し続けるかのような作業でした。

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苦労の末、私たちは時間をかけてようやく答えを導き出すことができました。
それは「スギタが培ってきた繊維技術を生かして様々な業種のお客様の問題解決を図ること」だったのです。
私たちは繊維のプロであり、他の業種や技術については素人同然です。しかし、どんな分野の業種の問題であっても、繊維のプロの目線で問題解決が図ることができます。
どんな業種のお客様とも全力で向き合い、お客様の抱える問題を吸い上げて、繊維のプロの立場から解決策を提案する。その経験と実績を大きなビジネスに育て上げて、今の時代の社会貢献へと繋げる。 そうした過程で築き上げたお客様との横の繋がりは、スギタにとって掛け替えのない財産。そしてお客様はスギタにとって本当に大切なパートナーです。

スギタという会社の強み

スギタに独自の強みはありません。なぜなら、スギタの事業は、その時代のお客様の要望ごとに、そしてその時代が求める社会貢献の有り様で柔軟に変わっていくからです。
敢えてスギタの強みを言うならば、それは多くのお客様との繋がりと信頼関係、社会に対する姿勢こそがスギタの強みです。
スギタはこれからも時代の流れを読み、お客様のために、そして社会貢献のために走り続けます。